「幸せの四因子」について

一般社団法人 ウェルビーイング デザイン理事である、慶應義塾大学院SDM研究科委員長の 前野 隆司教授 が幸福学の全体像を体系化するために幸福の多変量解析研究(具体的には、因子分析)を行いました。


研究では、多くの研究者によって得られた、人生満足尺度・感情的幸福との相関の高い多数の要因のうち、心的要因に特化しています。

心的要因のみを対象とした理由の 1つは、心的要因以外の幸福の要因は、外的ないしは身体的要因であるため、自分でコントロールできない場合が多いからです。

たとえば、治安はいいか、直接民主制を取り入れているか、などの幸福要因は、人々の置かれた環境に左右されるため、地域活性化のための重要な指標ではあるものの、本研究で主題とする内的心理状態に直接は影響しないと考えられます。


2つ目の理由は、心的要因は非地位財(地位として相対的に比較することが困難なモノやコト)であることが多いのに対し、外的要因は地位財(金、モノ、地位のように相対的に比較できるモノやコト)である場合が多いためです。

地位財による幸福は長続きしない幸福であるのに対し、自主性、自由、愛情などの非地位財は長続きする幸福であることが知られています。

そこで研究対象として、幸福に影響する要因 29項目 87個の質問を作成し、インターネットで1,500人の日本人に対してアンケート調査を行いました。

質問には、全く当てはまらない / ほとんど当てはまらない / あまり当てはまらない / どちらとも言えない / 少し当てはまる / かなり当てはまる / 非常によく当てはまる  の7段階で答えてもらいました。

このアンケート結果を因子分析した結果、幸せに影響する4つの心的因子を求めるに至りました。

これが「幸せの四因子」です。

幸せの四因子

幸せの4つの因子とは、well-being(幸せ)に関する心的要因について因子分析した結果得られた項目です。4つの因子が高い人ほど幸福度が高いことが知られています。

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やってみよう!因子

(自己実現と成長の因子)

コンピテンス(強み)、社会の要請に応えていること、人生が変化、学習、成長に満ちていること、自己実現できていること、など、自分の自己実現や強み、成長に関連した因子

  • 私は有能である
  • 私は社会の要請に応えている
  • 私のこれまでの人生は、変化、学習、成長に満ちていた
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ありがとう!因子

(つながりと感謝の因子)

人を喜ばせることや親切などの利他性や、愛されていること、感謝していることのように、人とのつながりに関連した因子

  • 人の喜ぶ顔が見たい
  • 私を大切に思ってくれる人たちがいる
  • 私は人生において感謝することがたくさんある
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何とかなる!因子

(前向きと楽観の因子)

前向きで楽観敵であることに関連した因子

  • 私はものごとが思いどおリにいくと思う
  • 私は仕事での失敗や不安な感情をあまリ引きずらない
  • 私は他者との近しい関係を維持することができる
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ありのままに!因子

(独立と自分らしさの因子)

人の目を気にしすぎず自分らしく生きていることに関連した因子

  • 私は自分のすることと他者がすることをあまリ比較しない
  • 私に何ができて何ができないは外部の制約のせいではない
  • 自分自身にっいての信念はあまリ変化しない

4factorsの収集可能データ

みんなの幸福度と働き方を総合的にチェックできます。

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個人のウェルビーイング度

幸せの四因子を各因子ごとに4つの質問で計16個の質問に7段階評価での回答データを収集します。

収集したデータは,レーダーチャートで表示され,因子ごとの強弱を把握できます。

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組織のウェルビーイング度

組織・会社向けにアレンジした幸せの四因子を,各因子ごとに4つの質問で計16個の質問に7段階評価での回答データを収集します。

収集したデータは,レーダーチャートで表示され,因子ごとの強弱を把握できます。

質問は,企業文化や大切にしている企業価値観を反映したオリジナルの質問設定し,企業オリジナルにカスタマイズ出来ます。

ご希望の方は,お問い合わせください。

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ディーナーの人生満足尺度

イリノイ大学名誉教授エド・ディーナー考案の5つの質問に答えることによって,人々の幸福度を客観的に測るもの※。

収集したデータは,レーダーチャートで表示され,質問ごとの強弱を把握できます。

同時に合計点を以下のようにディーナー教授は分類しています。

合計点について

31 - 35点  非常に満足
非常に満足度が高く,すべての面で人生がうまくいっていると感じている人です。

26 - 30点 満足
だいたいにおいて人生が順調な人です。

21 - 25点  少し満足
平均的な人生の満足度です。

20点  どちらでもない
平均的な人生の満足度です。

15 - 19点  少し不満
人生のある側面で非常に不満があるようです。

10 - 14点  不満
人生のさまざまな面で不満があります。

5 - 9点   非常に不満
人生に対して非常に不満が強い人です。

※※Ed Diener, Robert A. Emmons, Randy J. Larsen and Sharon Griffin, 1985, Journal of Personality Assessment.

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組織に対する心理的安全性尺度

前野理事が独自に設定した心理的安全性に関する10個の質問に7段階評価での回答データを収集します。

収集したデータは,レーダーチャートで表示され,因子ごとの強弱を把握できます。

心理的安全性について

 Google が2012年から約4年もの年月をかけて実施した大規模労働改革プロジェクト【プロジェクトアリストテレス(Project Aristotle)】や,その他の人事関連研究の成果報告として『心理的安全性は成功するチームの構築に最も重要なものである』と発表したことにより,大きな注目を集めました。

心理的安全性の確保は多くの日本企業にとって優先度の高い重要課題となっています

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